香春町 カワラxカケル

香春町 カワラカケル > カワラの農業 > 香春町での三年間

香春町での三年間

2024.03.31

 つながる皆さん、こんにちは!香春町に来てもうじき3年、あっという間の毎日でした。本日3月31日でもって香春町地域おこし協力隊を卒業します。

 いずれ地方でハーブなどを育てながら手作り暮らしをしたいなと漠然と思っていたのが、気づけばその通りになっていること、なんだかんだ香春町での暮らしを離れがたく感じるようになっていることに感慨深く思います。

ありがたいなぁ、こんなところ他になかったなぁ、とじわじわ湧いてくるものなのですね。

お世話になった皆さん、共鳴していただいた皆さん、ありがとうございました。

 

 本当にいろいろなことにチャレンジさせていただいたなかで、チームで活動したことではコミュニティ冊子「ハダシノステージ」の発行が一番印象的でした。

香春町を知るためのフィールドワークから始まって、

町に飛び込んで、怪しまれずに(?)町の人と未来の香春町の話をするにはどうしたらいいかに悩み、

アイデアを出し合って、

香春町の魅力・ひとのつながり=コミュニティを紹介する冊子を作ろう、その体(てい)で話ができる、外の人への発信にもなる、と進んでいった過程も、

デザインを担当する中で、手にとってもらいやすい形を考えて四苦八苦して今の観音開きの形に落ち着いたこと、

↑ロゴとプロトタイプ作成中

取材を進めるたびに、香春町の新しい側面に出会い、通奏低音のような地域の絆を少しずつ理解できていくことも、

香春町に声を掛け合える相手が少しずつ増えていくことも、

   

はじめましてで世代も性格もバラバラな三人で話し合って、一人では絶対できなかったことができたことも、

すべてが大切な経験で、三年間の協力隊活動の象徴になるような活動だったなと感じています。

 

ハダシノステージは08まで発行されました!

 

 

 また、イベントや情報発信の面では、「畑や手仕事」を中心に活動してきたかな、と思います。というのは、私が香春町に来て一番感動したのが、季節の手仕事が当たり前のようにされていること。

ブログでも何度か触れたことがあるかもしれないのですが、以前は「丁寧な暮らし」として憧れのように思っていたことが、香春町ではごく当たり前の家事の一部であり、

「もう飽きたわぁ」「今年はどんな感じ」と雑談されているのです。なんとも衝撃的でした。

だからこそ一通り体験した後は、未熟ながらも季節の手仕事イベントとして開催してきました。

ご協力いただいた方々も、参加いただいた方々も、心を寄せていただいた方々も、楽しかったですね!ありがとうございました!

 

 

 三年目は、香春町の新たな魅力発信とナリワイづくりのためにハーブ栽培に力を入れ、一年を通して「春香る町ハーブボール」づくりの材料集めに駆け回りました(06 香春町の季節を巡るハーブボール参照)。

 

ハーブボールは、肌に当ててマッサージなどで使うものなので、

料理と同じく地場産の材料が良く、

またヨモギなどの野草も使うため里山の資源を活かすことができます。

なので地域の特色が出しやすいハーブボールで香春町版のものを作ろうと取り組み、先月ようやく完成しました!!祝!!

 

同時にハーブボールを使った施術も学び(もともとセラピストでもあったのですよ)、秋以降はマルシェで出店したりもしていました。

 

 

ハーブを育てて、香春町ハーブボールを作り、それで施術をする。

これも一つの半農半X。

三年前はまさかこんな着地になるとは思いませんでしたが、

畑や手仕事を一つ一つ楽しむ中で、自分にあった形ができてきて、その過程で多くの方に教わり、また助けていただきました。

こうしてご縁をたどるようにして活動してこれたのは、顔の見える町・香春町ならではの豊かさだと感じています。

 

今後はハーブボール&リラグゼーションサロン「はなうた工房」として兵庫県淡路島で主に活動していきます。

とはいえ、「春香る町ハーブボール」の販売は材料が続く間続けていきますし(こちらで販売していまーす)、

拠点の一つとして、香春町とのご縁を大切にしていきたいと思いますので(門司ー神戸はフェリーでちょいなのです)、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

一覧に戻る

カテゴリー

新しい記事

アーカイブ