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鶴岡八幡 流鏑馬祭り

2023.12.01

こんにちは☼

 

タイトルを見て

「また祭りか?」と思った方も多いのではないでしょうか?

 

 

はい!また祭りです!!!

祭り男ふくばです。

 

地域の方々が

「香春と言ったら祭りやろ!」

と答える様に、香春町のみならず、筑豊地域あらゆるところで祭事が多い様に感じます。

 

僕も香春に住みだして間もなく3年が経過しますが、コロナが落ち着いた今年度は毎月大きなイベントや祭りが開催されていて、町内の方々も大忙しだそうです。

4年振りに開催されるイベントなども多々あり、コロナウイルスの流行で3密の自粛などが続いても、祭りや文化が途切れることなく継承される事はとても嬉しいですね。

 

 

 

さて問題です!

Q : タイトルにある「流鏑馬」読めた方はいますか?

 

 

正解は

 

A : やぶさめ

 

です。

 

ひらがなで「やぶさめ」というと聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

流鏑馬は、九州豊前の宇佐の地において「天下平定・五穀豊穣」を祈願し、馬上から三つの的を射させた神事が始まりとされ、武家社会では馬術と弓術を組み合わせた競技とされていたそうです。その神聖さと、華やかさから流鏑馬を現代社会に残そうとする保存会が生まれ、現在に至ります。

そんな現代の流鏑馬を見る事が出来る有数の場所が、香春町鶴岡八幡宮にあるのです。

 

今回は地元香春町の消防団として流鏑馬の警備に携わりました。

 

流鏑馬の時期が近付くと町内のあらゆるところで五穀豊穣を願う鏑祈願の旗が立ちます。僕の地元である柿下地域では地元の消防団が高さ10メートル程にもなる布製の重たい旗を大人数で掲げます。かなりの重労働です。

 

何代も昔、ご先祖様の時代から同じ旗を掲げているそうです。

 

カッコいいでしょ?

大きすぎて画角に収まりきれませんーーー!!!

 

昔の人は祭り前日の日暮れ時に、旗のなびきをみて弓の引きを変えたのだとか・・・

 

 

流鏑馬当日の朝は快晴。

季節の変わり目に行われることの多い祭事ですが、今年の祭事は雨が降りませんね。コロナウイルスの影響で4年振りに行われる神事が多く、天の神様も喜ばれているのでしょうか?

馬が走る道を「陣道」というそうですが、陣道には騎手が姿を見せる前から多くの人が集まります。陣道は狭く細い一本道になっており、すぐ目前を馬が走り抜けると考えると恐怖感さえある程です。そんな陣道に一般の方々が飛び出し怪我をされない様に僕たち消防団が警備にあたります。

 

 

ババーン!!!

 

騎手の登場です!

馬を間近で見るのは初めてなので、その大きさに圧倒されました。

流鏑馬に登場するお馬さんは元競走馬(サラブレット)だそうで、走るスピードは時速60キロにもなります。もはや車です!!!

こんな不安定な馬の上に、両手離しで騎乗して矢を射るなんて考えられません。

しかも的の大きさはA4用紙程の大きさです。

 

沢山のお客さんを前にお馬さんも興奮気味です。

 

陣道で騎馬騎手をお披露目した後、いよいよ流鏑馬が始まります。

最も印象的だったのは踵が鳴る音と、馬のスピード。。。

ものすごい迫力です!!!

そのスピード故、ドップラー効果を感じます。

             ※ドップラー効果の意味は各自しらべて下さい。

 

3つの的が次々に射抜かれていくと周囲からは大歓声が起こります。

五穀豊穣を願う流鏑馬祭りでは、3つの的が全て射られた年のお米はとても美味しくなるのだそうです。

 

騎乗が射手から地元農家の方に変わります。

何度も流鏑馬に騎乗しているという矢野さんは、次々に的を射て騎手顔負けの腕を見せつけます。歓声も一段と大きくなり3つ全ての的を射抜くと、満足気な表情を浮かべます。

机上の姿がものすごくカッコいいです。

 

射られて粉砕された的には鶴岡八幡の焼き印が押され、お守りとして持ち帰る事が出来るらしいですよ ^ ^

 

こうして、古くから地域の豊かな生活が守られてきたんだなーなんて考えると、ほっこりした気持ちになります。

 

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