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仕事しながら、移住体験【香春町トライアルステイ2020 体験記】

2021.03.27

はじめまして。2020年香春町トライアルステイ参加者の、鈴木花菜です。

2021年3月8日〜3月20日までの期間、リモートワークをしながら香春町に滞在させていただきました。

コロナ禍の影響もあって「地方で在宅勤務をしながら暮らしたい」と思う方も増えているかもしれません。

 

私自身、自然豊かな場所で暮らすことに憧れがあり「移住に向けて、田舎暮らしを実際に体験してみたい」という思いから今回参加しました。

 

2週間弱という短い期間ではありますが、私が経験したこと・感じた良さをお伝えできたらと思います。

 

▼仕事

コロナ禍になってからは在宅勤務だったこともあり、香春町に来てからも基本的にはいつも通りの業務をしていました。

(土日や平日に有給も取得していたので、滞在12日間のうち7日間はがっつり働いて、5日間はがっつり遊んでいます)

 

私が仕事場として利用していたのは、主に2箇所です。

 

①採銅所駅 駅舎「第二待合室」

 

採銅所駅の駅舎に併設されている「第二待合室」は、地域おこし協力隊の皆さんの事務所であり、誰でも利用できるコワーキングスペースでもあります。

 

協力隊の方や、資格勉強中の地域の方と黙々と作業したり、ちょっとみんなで雑談したり。

時には、遠足中だった保育園児たちが雨宿りに来たり、駅を利用しているおばあちゃんが声をかけてくれたりと、町に開かれた場所だからこその距離感のある場所でした。

 

②民泊 村井屋

 

トライアルステイ中、ずっとお世話になっていた民泊です。「第二待合室」がお休みの時や、一人で集中したい日は民泊で仕事をしていました。

 

コタツがあれば縁側もあるし、なんなら庭先で仕事することも可能で、仕事する場所は選び放題です。(「第二待合室」ともにWi-Fi完備です)

 

車を走らせれば他にもコワーキングスペースがあり、また今後さらに増えていく可能性もあるみたいです。

 

 

▼都会から離れて働いてみて

 

移住体験にくる前とまったく同じ仕事をしていたものの、暮らす場所が変わったことで色々な変化がありました。

 

①人間らしい生活ができる

民泊先の村井さんが、大抵7時半には朝ごはんをつくり始めるため、その物音や陽の光で自然と目が覚めます。

朝ごはんをゆっくり食べてから、夕方まで仕事をし、仕事が終わったら村井さんと一緒に夕飯をつくって。(その頃にはあたりが真っ暗になっていて、夜ってこんなに暗かったんだなと感じました)

 

村井さんとたくさん笑いながら夕飯を食べ、食べ終わる頃にはすっかり眠くなっていて、早々に寝支度をして、就寝する。

 

当たり前のようで当たり前ではない暮らしが、毎日とても楽しかったです。

 

②リフレッシュできる

香春町は山に囲まれているため、外に出れば目の前に大きな山々が広がっています。民泊の近くには川が流れていて(夏になると蛍が出るそうです)、畑があちこちにある。

ちょっと疲れた時に、縁側で庭を眺めたり散歩にでたりして自然に囲まれると、「仕事は仕事だしな」という気分になるというか、どこか追い込まれている気持ちがほぐれていくような感覚になれました。

 

③仕事後の楽しみができる

まず、毎日のご飯がとても美味しいです。それだけで「今日も仕事頑張ってよかったな」という気持ちになれます。

 

村井さんが地元の方からいただいたというお米は、そのままでもきっと美味しいだろうに、土鍋で毎回炊いていたこともあって、本当に美味しかったです。

そして、大抵の野菜が村井さんの畑でつくったものを使っているため(特に朝ごはんだと、とってきたばかりのものだったりしました)、野菜そのものの味がしっかりしていて美味しい。

 

さらに、スーパーで買える魚が、都会で売られているものとは大違いで、本当にびっくりしました。香春町は、山に囲まれていると同時に海にも近い町。近くに魚市場もあるため、鮮度がいいのだと思います。

厚み、柔らかさ、新鮮さがまったく違く、期間中に何度か魚を食べましたが、毎回感動でした。

 

また、仕事後に温泉へ行けたり、夕陽が綺麗なスポットがあったり、星が綺麗だったりと、都会とはまた違った仕事後の楽しみがたくさんあるなと思いました。

 

 

▼体験したこと

 

短い期間のなかでも、仕事終わりや休日を使って、たくさんの体験をさせてもらいました!

 

たけのこ掘り

たけのこの生え方や掘り方、ほとんどが皮で身がほんの少ししかないことも、初めて知りました。

まだ出始めたばかりの時期ということもあり、見つけるのが難しかったのですが、その分、自分で発見した時はとても嬉しかったです!

掘ったその日に食べるたけのこは、甘くて柔らかくて絶品でした。

 

マテ貝とり

車で40分ほどにある、近くの海でマテ貝をとりました。もぐら叩きのようなマテ貝とりはとても楽しく、2時間くらい夢中でとり続けていました。

 

収穫体験

村井さんの畑で、大根と水菜の収穫体験をさせてもらいました(トラクターにも乗せていただきました!)。

ひと息ついた時に、土の匂いがするなか、目の前に畑や山、青空の広がっていた光景を、今でもよく覚えています。

 

近くの川で、つくしやセリもとって、食べました。特にセリは美味しくて、びっくりしました。

 

平尾台の夕陽

車で40分ほどの場所にある、平尾台。そこで見た夕陽が、本当に綺麗で感動しました。あたり一面が山で、そこに夕陽が少しずつ沈んでいく。太陽や空の色が徐々に変わっていくところを、ずっと見ていました。

どこでも毎日見れるはずなのに、こんな風に夕陽を見たことは初めてでした。

 

(他にも、楽しかったことがたくさんあったので、あとは写真だけ残しておきます…!)

 

 

↓見晴らしの良い『薬師の頭』

 

↓魚釣り

 

↓ピザ窯でピザパーティー

 

↓燻製

 

 

▼最後に

 

2週間という短い期間だったため、良いところだけを経験させてもらったのかもしれませんが、たくさんの「楽しい」に気づけた期間だったなと思っています。

自分が憧れるのは、やっぱりこういう暮らしなんだな、という納得感にもつながりました。

 

地元の方が始めたカフェに、地元の方がたくさん集まっていること。飲んでいる場で、「香春町をより良くするため」の話が出てくること。

 

「自分たちの暮らす町」という意識が、住んでいる人の中にあることが、すごく素敵だなと思いました。

 

 

帰りたくないな…と思うくらい、とても楽しかったですし、都会に戻って来ても、やっぱり山が恋しいな…と思うくらい、香春町の景色が大好きになりました!

 

コロナ禍という難しい状況のなか、関わってくださった皆さんにはとても感謝しています。村井さん含め、本当にありがとうございました!また絶対に遊びに行きます!

 

 

▼鈴木さんの滞在中の様子はコチラ

 

撮影・編集:香春町移住コーディネーター 村井

 

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