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仕事×移住体験│香春町だからできた新しい仕事のやり方

2018.12.18

はじめまして。2018年12月4日から17日までの2週間『香春町トライアルステイ2018』で滞在させていただいた、神奈川県出身・高城(たき)つかさです。

今年4月よりフリーライターとして活動をはじめ、現在は旅・エンタメを中心に記事を書いています。

今回は、20歳になり新しいことに挑戦したいと思ったこと、取材で地方へ行くことが増え「実際に何日間か滞在してみたい」と感じたことをきっかけに『香春町トライアルステイ2018』に応募し、ご縁に恵まれて、すてきな毎日を送らせていただきました。

たった2週間ではありますが、お世話になった皆さまへ感謝の気持ちを込めると同時に、トライアルステイに興味がある方・これからする方に向けて、このブログを書きます。

<トライアルステイの前に、わたしが決めていたこと

現在、エンタメ関係の仕事をしていることもあり、「移住を考えている」よりは「実際に暮らさないとわからないことを知りたい」と思っていたので、まずはどのように過ごすのか考えるところからはじめました。

じつは、香春町へ行く前に大分県・別府で2泊3日旅行をしたのですが、別府で過ごした期間が短かったこともあり、どうしても”旅行”気分になっていました。

けれど、今回はトライアルステイ(体験移住)。ということで、以下3つを決めてのぞみました。

・場所を変えても、感覚の差をつけない

・仕事のペースは崩さない

・現地の方おすすめのお店に行く

このなかで、とくに「仕事のペースは崩さない」を重視し、スケジュールを組みました。

滞在期間にがっつり仕事をする体験移住者はわたしがはじめてだったようで、自分自身もどうなるだろうと不安な気持ちもありましたが、結論からいうと、都内にいるよりバランスのとれた生活を送れました。

<仕事と移住体験、どのようにバランスをとったのか

ふだんは都内や地方、あらゆる場所で取材をしているのですが、ありがたいことにリモート(自宅やカフェなど)でできる仕事をいただけて、がっつり取り組むことにしました。

香春町の魅力は、豊かな自然に囲まれながら市街地までのアクセスが便利なところ。この2週間は、わたしも滞在させていただいた地域おこし協力隊・村井さん宅か駅前、さらに小倉まで足を伸ばし、仕事をしました。

1日家で仕事をする日は、息抜きで庭へ出てみたり、すぐそばを流れる川をのぞきにいったり。「香春町でリモートワークをするからには、オンオフをしっかりしよう」と決めていたので、外へ出ることを意識しました。

周辺はとてもしずかで、川の音や鳥の鳴き声といった自然の音がひびいていて……。自然の音を間近で聞いて「よし! 残りもがんばろう!」と気を引き締めて仕事に戻る日もありました。

コーヒーを豆から挽き、縁側にすわってぼーっとしながら飲んだり。まだかすかに残っている秋の気配に、季節の流れを感じたり。毎日ちょっとずつ移り変わる季節を感じられたのは、香春町でメリハリある生活を送れたからなのではないでしょうか。

<1日東京へ。それでも、感覚はかわらなかった

2週間の滞在期間中、どうしても外せない予定があり、1週間くらい過ごしたあと、1日東京へもどりました(前日1番遅い便で出発し、翌日1番はやい便で到着)。

これは、香春町で過ごす自分と、東京で過ごす自分に差がないことを知れた、おおきな体験でした。

正直にいうと「田舎」と「都会」をわける考えは、あまり好きではありません。というのも、その土地にいる人、みえるもの、すべてが違うと思うからです。「田舎の人」「都会の人」とフィルターをかけて接することは、お互いに失礼なのではないかと感じていました。

けれど、はじめての土地で過ごすうえで「どこかで“旅行”気分になっていないか」「差をつけていないか」、そんな不安があったのは事実。

そんななか、1日渋谷で過ごしたのですが、いい意味でなにも変わっていないことを知れました。もちろん、いる人も、みえるものも違いますが、肌感覚がそのままだったのです。

1度東京へ戻り、また福岡で1週間を過ごす。このスケジュールにより「田舎」「都会」でフィルターがかかっていなかったこと、自然体で過ごせていることがわかって、なんだかうれしかったです。

<体験したこと:農業塾>

もちろん、仕事ばかりではありません。地域の行事に参加したり、「香春町だからできること」に挑戦したりしました。まずはじめに体験したのは「農業塾」。白菜・ブロッコリー・キャベツの収穫をしました。

もともと農業体験をやる機会が多かったのですが、「その場で終わらない関係」を築けたのはトライアルステイならでは。

香春町周辺で生まれ育った方、ふたたび戻ってきた方。いろんな方のルーツを知れました。

また、恥ずかしい話ですが、わたしはキャベツや白菜がどう育つのかまったく知らなかったので、自分の手で収穫できて、食への見方がかわりました。

「こうなっているんだ!」という発見。一枚ずつ葉をかきわけて、包丁で収穫し、さらにそこから「食べられる」「食べられない」、「売れる」「売れない」を見極める過程を間近でみること。食卓に並ぶまで、多くのひとが関わり、悩み、考えていることを知れました。

きっと、農業をずっとやってこられた方からすると、収穫はほんの一部なのだと思います。けれど、一度でも触れたか・触れていないかでは、まったく違います。

あらためて、触れることへの大切さをかんじました。みなさま、ありがとうございました!

<体験したこと:九州オルレ>

つづいて、九州オルレ。登山をひかえていたので、コースがかなり変わってしまいましたが……。車の免許を持っていないこともあり、寄り道をくりかえしながら香春町を探索しました。

国道を歩いたり、神社の参拝をしたり。歩けば歩くほど、香春町をつくりあげてきた歴史やひとの流れが伝わってきました。

<体験したこと:登山>

最終日直前には登山を。香春町は、途中まで車で向かったあと、片道1時間程度で登れる山に囲まれているそう。

天候に恵まれた土曜日、村井さんと朝いちばんに出発し、登山をしました。

ひさしぶりの登山で、小石や枯葉のうえを歩いたので、正直かなりきつかったです。徒歩30分程度の道を、ゆっくりと、ときには休憩を挟みながら進みました。

途中「きつい……!」「あとどれくらいですか……?」と弱音を吐いていましたが……。さいごの山道をのぼると、壮大な景色が待っていて、つかれが吹き飛びました。

香春町、さらには山口県のほうまで。天気に恵まれ、とおくまで見渡すことができました。

寝転がると、真っ青な空に吸い込まれそうになって。心地よい風に癒され、しばらくぼーっとしました。

アウトドアに慣れている村井さんが淹れてくださったブラックコーヒー。とてもおいしかったです。ブラックコーヒーがおいしいと感じるようになったのも、香春町と、村井さんのおかげかもしれません。

<体験したこと:おまつり>

最終日は駅前のおまつりにも。地域の方とお話したり、人生ではじめての神楽をみたり。

雨の香春町は、山々に霧がかかって「まるで神様がいるんじゃないか」と思ってしまうほど。滞在中、雨が何度か降ったのですが、雨が降ったからこその楽しみ方を見つけられました。

(レストランを経営しているみなさま)

(豚汁をたべる地域おこし協力隊のゆうこさん)

<さいごに>

仕事と移住体験の両立。車の免許がないなかでの生活。どんな不安も、香春町の自然や暮らしている方々が吹き飛ばしてくれました。

リフレッシュしたいときには自然がすぐそばにあること、あたたかい皆さまと話して気づいたこと。香春町でトライアルステイをしたからこそ得た経験を、これからも活かしたいと思います。

(いちばん歳の近い、役場の山田さん)

(天体観測)

あらためて、地域おこし協力隊の皆さま、役場の皆さま、関わってくださった皆さま。短い期間ではありましたが、本当にありがとうございました。

またふらーっと、あそびに行かせてください!

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