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新隊員紹介 小玉篤美さん

2019.05.22


『食べた人を幸せにできるお料理を提供したい。だからこそ、自分の手で安全で安心できる野菜を育てたい。私たちの体は私たちが食べた物で出来ている。We are what we eat. がモットーです』 

 平成31年4月から三村さんと同時期に香春町地域おこし協力隊となった小玉篤美さん。 神奈川県川崎市出身の小玉さんは、自分で育てた野菜を使って料理したものを提供したいという目標で、香春町地域おこし協力隊『半農半X』担当として着任しました。 

 「食べ物のことを真剣に考えたのは、3・11の大震災が大きいです。震災前にOLをしていた頃から、食べ物の安全面のことは少なからず意識はしていましたが、危機感として本気で考え始め、行動し始めたのはこの頃からです。それと同時に自らの居場所を探し始め、横浜や東京に勤務していた時は、どこかに違和感を感じていて。震災2年後に、日本各地(奈良、岡山、島根、長野 等)や海外(ハワイ、イギリス、オーストラリア、ニュージランド 等)に移住したり、農業やパーマカルチャーを取り入れているコミュニティを訪れ、各地の暮らし方や、料理を学びながら、自分の心地よい暮らしを模索していました。」 

 

 なぜ香春町を選択したのか。 

 「今まで様々なところで農業とか関わって暮らしていましたが、あくまでも畑の所有者の手伝いという立ち位置で、作物の管理に責任感が足りなく、栽培を年間通して管理するということも自分のこととしてできずにいました。一度は自分のこととして作物と向かい合い、その地域に根を張って暮らして行けたらいいなと思っていました。そのタイミングで香春町地域おこし協力隊の募集があり、農業と関わることができ、自分の特技で暮らしを創っていくというミッションと自分の方向性がぴったり重なると感じました。」 

 

 

 根を張って生きてきたいと語る小玉さん。彼女は、数多くの土地での生活経験とは別に、バックパッカーとして30カ国以上も旅をしてきた。各地で様々なものを見て聴いて感じ、色々な経験をしたからこそ、地に足つけて生きていくことの大切さを感じたのかもしれません。小玉さんは、「地域に入り込んで、溶け込んで、地域の人たちと一緒に暮らしを楽しみたい。時間や季節の変化を肌で感じる生活をしたいと思いました。」 とも語っています。

 料理に対する強い想いを持つ小玉さんは、食べるものはエネルギーですと語ります。 

 「長野県の安曇野にある穂高養生園で働いていた時に、自然農法で野菜を育てて、それを料理して提供していました。野菜に愛情を持って育て収穫し、愛情を持って調理することにすごく幸せを感じました。そして同時に、その力は食べた人にも伝わるものだと実感しました。香春町で無農薬で育てた野菜で、自分らしさを出して料理を提供したいです。主役はいつも植物ですが。」

 

 小玉さんは、”畑、料理、ヨガ、瞑想”が自分の柱となっていると仰ってました。行動力と物腰の柔らかさがとても印象的で、興味深い経歴やまだまだすごいお話があると思います。ぜひ小玉さんに会いに採銅所第二待合室にお越しください。

 

 小玉さんの里山暮らし配信ブログ:二十四節気の暮らしごと/ https://2472seasons.blog.fc2.com 

 

小野沢

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