こんにちは、今年の夏も暑いですね・・・

香春町では、盆時期になると

町中のあらゆるところで力強い太鼓の音や、ユニークな口説きの音頭が聞こえてきます。

老若男女、本気の盆踊りは迫力があって非常にかっこいいです。

そもそも盆踊りは、お盆の時期に地元に里帰りで帰って来られた故人に対して「ありがとう、また故郷に帰って来てね。みんな待ってるよ」の意味を込めて送り出す為の踊りと言われています。その為、地域其々で口説きや踊りの捌きが違ったりするそうです。

※諸説あり

因みに、僕の住む柿下地域では『柿下が世界の真ん中だ！』と謳っています。

また、不思議と毎年お盆の時期だけ雨が降らないのは

「天の神様も盆の時期は里帰りをするからやろ」

と近所の方が教えてくれました。

そんな盆の最後を締め括る香春の二大祭りのひとつ

『ふるさと香春 夏祭り盆踊り大会』

が８月１５日に開催されました。

コロナウイルスの影響で実に４年ぶりの開催です。つまり、僕は初参加！

開会式での鶴我町長の「４年ぶりの夏祭りを皆で喜び合いたい」という言葉に胸を打たれ、目を潤ませる町民の方々。この夏祭りは香春町民にとって、きっと特別なものなんだろうなと強く感じました。

当日は朝から雨が降るのか…降らないのか…とっても微妙な天気が続いていたのですが。

僕としたことが…失念しておりました

「天の神様も盆の時期は里帰りをするから雨が降らない」

という事を！！！

盆踊りの音頭が流れ始めると、あっという間に人が集まり、誰かが指揮を執っているかのように自然にひとつの輪が出来ます。

中央のやぐらが山城の様でカッコイイですね！！！

祭り屋台に並んでいる子ども達も、リズムに合わせてステップを踏んでいます。小学６年生の子ども達でも盆踊り歴は１０年！僕よりもだいぶ先輩ですね。一人歩きが出来るようになった頃から盆踊りの練習に参加していたそうですよ。

各団体もこぞって祭りに参加します。

キレがあってかっこいいです

あら、べっぴんさん♡

日が暮れる頃にはより多くの人で埋め尽くされます。

２０時からは待ちに待ったクライマックスの花火！今年は１６００発の花火が夜空を彩ります。田川地域ではかなり大規模かつ、高台から近場で見られる珍しい花火なんだとか。

２０時になると・・・

「どーんっ！」という大きな音と共に花火が打ちあがります。

隣にいる人との会話が時より聞こえないほどの迫力です。

近場で見られるとは、この事！手に取れるんじゃないかと、思わんばかりの位置で花火が上がります。

たーまやー

とても綺麗です。

平安時代から続くと言われる盆文化の中で、盆明けにご先祖様を冥界に帰す為に焚かれていた送り火。

その送り火を近代的に進化させたモノが花火なんだそう。

ど派手に夜空を彩る花火も、そんな事を考えながら眺めていると、どこかノスタルジックな気持ちにさせてくれます。