地域コミュニティ冊子“ハダシノステージ“

2022.06.14

【ハダシノステージ】

みなさんこんにちは！
地域コーディネーターの小野沢です。

今回は、私たちが作っているコミュニティ冊子「ハダシノステージ」を紹介したいと思います！

ハダシノステージとは：香春町内にある、地域コミュニティを私たちが取材し冊子形式にしたものであり、香春町のよりリアルな情報や魅力を町内外問わず多くの人に届けることを目的としたフリーペーパーです。

　私たちが考える“地域コミュニティ“とは、「地域の人が日常的に集まっている様子」を意味し、公民館での集まりやお祭りの運営、地域の清掃、ご近所さん同士の付き合い、〇〇教室など、地域の中で人が集まって活動が行われていることを言います。このような日常に溶け込んでいる当たり前の景色である集まり（コミュニティ）を発信していくことで、香春町の飾り気のないそのままの魅力を伝えることができると思っています。

　そもそもなぜ私たちがこの地域コミュニティに焦点を当てて、発信をしようと思ったかというと、私たち自身が移住者として香春町に来た当初、地域に溶け込んでいくキッカケとして、香春町内の様々な地域活動を見学したり、地域活動を行なっている人たちや区長さん達と顔見知りになる機会を積極的に設けました。（設けていただきました）そして、香春町内で行われている地域活動が誰を中心にやっているのかが地域ごとで把握できるようになりました。
　町内の様々な地域活動に参加したり、日常の生活を送っていく中で、各地域の特色や空気感が徐々にわかるようになっていき、移住者という視点で見た時に、地域の人たちがごく日常的に行なっている地域の中での役割や手仕事、季節仕事、また、地域ごとの風習が魅力として映りました。そして何より、みんなで集まって楽しそうにしている姿が印象的で、そんな日常を“地域の人の顔“が見える形で発信していきたいと考えました。

　移住者が地域の全体像や空気感などが分かるようになるにはやはり、地域のコミュニティに属するのが一番です。しかし、移住を検討している段階で地域のコミュニティに属するというのは、少しハードルが高いように思います。そんな時に、ハダシノステージのように、地域の中での活動やその場にいる人の顔が分かり、空気感が伝わる冊子があれば、移住を検討している段階で良い資料になるのではないかなと思っています。
　また、香春町内の人にとっても、改めて地域内でどんなことが行われているのか発見できる良い機会になり、地域コミュニティが香春町内で活発化するキッカケを作れれば良いと思います。

↓これまで作成した3部を紹介します

vol.1 特集「山下町かずら工芸教室」
　香春町山下町地区で毎月行われている、かずら工芸教室を取材しました。
　かずら工芸とは、植物の蔓を編んでザルや籠を作る工芸品をいいます。
　かずら工芸を教える矢野さんのもとには、町内外から多くの人が訪れ、地元の方々を含めた交流の場となっています。
　そんな、かずら工芸教室の様子や人の繋がり、矢野さんのインタビューなどを掲載しています。

vol.2 特集「香春町消防団第5分団柿下班」
　柿下地区の消防団（第5分団）を取材しました。
　毎月行われる消防設備の点検には、同世代の分団員が集まり、地域の未来を考え真面目に取り組みながらも、和気あいあいとした雰囲気があります。
　地域の草刈りや子供たちの見守り、危険物の撤去作業、祭りの準備など、地域に関することを積極的に行います。
　そんな、消防団という地域コミュニティを軸とし、生まれ育った柿下地区に“暮らす“ということについてインタビューしました。

vol.3 特集「民泊村井屋」
　採銅所矢山地区にある、民泊村井屋を取材しました。
　元香春町地域おこし協力隊の村井さんが経営する民泊村井屋は、日常的に、採銅所に住んでいる同世代や、町外の人が気軽に集まり交流をしています。
　民泊村井屋では、香春町に移住を検討している人が、いつもの集まりに参加し和気あいあいと盛り上がっている場面をよく見かけます。
　地域の中での交流の場であり、町外の人と地域を繋ぐ場でもある民泊村井屋、そこに集まっている人たちに「民泊村井屋という場所とは？」をキーワードにして、コミュニティの成り立ちや日常の様子をインタビューしました。