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”移住”を改めて考える

2020.07.03

こんにちは。
香春町地域おこし協力隊の小野沢です!

コロナウイルスの影響で在宅ワークを経験する人が増えましたね。
そこで、ニュースなどのメディアで在宅ワークの経験から”若者の地方移住が増えるのでは?”との記事を目にすることがありました。
移住者を増やそう!ということに取り組んでいる私達からすると、とても嬉しい事であり、都市集中型社会からの脱却と持続可能な社会の再構築(自然な状態に戻る)を真剣に考える良い機会でもあります。
そこで今回は、『移住について』よく自分が質問される事や、地方移住関係のメディアによく掲載されている事、移住前に知っておきたいであろう事をQ andA形式で経験を踏まえて説明して行きます。

目次
Q1移住の目的とは?
Q2移住までの流れはどんな感じ?
Q3どうやって移住地を探すの?
Q4事前にするべきことは?
Q5地方での楽しみ方は?

Q 1、移住の目的とは?
A 人それぞれ移住を考える理由はあると思いますが、突き詰めると環境の変換だと思います。
人それぞれのタイミングで移住を考えると思いますが、共通するのは今よりも自分が気持ち良いと思える環境に住みたいという事だと思います。都会の満員電車が嫌で移住を考える人も、自分の夢ややりたい事があって移住を考える人も、子供の事を思って移住を考える人も、みんな今の環境を移住する事によって積極的な方向に変換しようとすることだと思います。
なので、自分が思い描く理想を楽しく想像する事が大切になってくると思います。こんな家で、庭はこんな感じで、畑はキッチンと近いほうがいいかな?薪ストーブはやっぱ欲しいかな、近所にはこんな趣味の気の会う人がいて、、、と理想を極限までイメージすることで、現実との比較がはじめてできるようになります。
現実と理想を比較することでどうしても妥協せざるを得ない部分が出てきたり、逆に譲れない部分の発見ができたり、気づかなかったけど魅力的な一面が分かったりすると思います。
理想のイメージをするためには、いろんな人のブログやSNSを見たり、雑誌やテレビ、映画など様々なメディアで情報は扱っているので、日常的にアンテナを張っていると目にすることは自然と多くなってきます。
香春町はブログ、インスタグラム、フェイスブックで主に情報発信をしています。
Instagram:https://www.instagram.com/dai2machiaishitsu/?hl=ja
FB:https://www.facebook.com/iheartkawara/

Q 2、移住までの流れはどんな感じ?
A わかりやすい流れでいうと、
移住に興味を持つ→SNS等でキーワード検索してみる→移住のイメージが膨らむ→都市部にある移住窓口に話を聞きに行く→候補地を複数決める→実際に候補地に偵察しに行く→その土地の人と知り合う→仲良くなりその場所に通い始める→空き家が見つかる→移住していた!
いろんな条件によって違いは出てくるとは思いますが、基本的には、その土地の人と仲良くなって、知り合いがいるという安心感があれば、移住に踏み出しやすいと思います。
事前に通うことで、人が人をつなげてくれたり、家や農地などを勝手に探し出してくれたりします(嘘みたいだけど本当)。
また、香春町は自分たち協力隊が町の案内や説明、人つなぎ、家探し等を出来るだけサポートするようにしています。よくイベント等を開催しているので、参加ついでに話を聞きにきたり、そこで友達を見つけたりもできます。先日は、オンラインでもイベントを開催しましたよ〜。

Q 3、どうやって移住地を探すの?
A  自分がよくやるのは、インスタグラムで#(ハッシュタグ)を使い、「#田舎暮らし」とか「#地域おこし協力隊」と検索し、興味を持ったアカウントの人にコンタクトをとったり、その町の名前でネット検索し、役場のホームページから雰囲気を見たりします。役場に移住の相談窓口があれば、電話相談してみると、さらに町の感じがわかったりします。また、その町以外の周辺地域の情報も必ず持っているので、聞いてみると自分で調べるより有益でディープな情報が得られると思います。
あとは、都心などで開かれている移住フェアに行ってみると、移住に力を入れている市町村が集まっているので、いろんな話が聞けると思います。
候補地がなんとなく絞れてきたら、候補地が「お試し移住」をやっているか調べて見て、実際に短期間でも移住体験してみるのもオススメです。
香春町では、元協力隊が民泊を開業しており、そこで「トライアルステイ」として今年で4年目となるお試し移住体験プログラムを準備中です!

元協力隊が運営している民泊 村井屋:https://www.muraiya.com
過去に香春町にトライアルステイしに来た方達の体験ブログ:https://kakeru.town.kawara.fukuoka.jp/trial/

Q 4、事前にすべきことは?

A 移住候補地の情報収集です。
補助金制度、学校、病院、買い物事情、利用できる施設、移住者の割合、歴史、交通網、人が集まっている場所、等々調べることは山ほどありますが、実際に足を運んだり、電話で聞いたりするのが手取り早いと思います。オンライン相談をしている市町村もあるみたいです。また、数字の情報だけで判断することなく、コミュニケーションの中での感覚がとても大切になってくると思います。
その土地と自分の基準がズレてしまうのはよくあることで、自分の中の許容範囲を把握する上でも、実際に住んでる人から話を聞くのがいいと思います。
さらに言うと、その土地にずっと住んでる人と、移住してきて今その土地に住んでる人の両者の意見が聞ければベストです。

Q5、地方での楽しみ方は?
A 都市部には都市部の楽しみ方があるように、地方では地方ならではの楽しみ方があります。
まずは、自然を楽しむことです。山とか川とか海とか、もちろん楽しいですが、オススメは長年使われてない畑(耕作放棄地)を借りて、野菜や果樹を育てることです。コロナの影響で家庭菜園をやる方が増えているみたいですが、地方には耕作放棄地が沢山あります。いろんな育て方(農法)があるので、実験しながら自分にあったやり方を見つけていくのが楽しいと思います!
次は、エンタメを自分で作ってしまうことです。
地方は、やはり都市部と比べると、エンタメは少ないです。映画館は遠い、ライブハウスもない、劇場もない、、、等々。しかし、無いなら作ってしまうんです!
仲間と企画して、実行する過程をエンタメにしてしまえば、DIY精神ならではの楽しさがあります。
自主上映会や、自作のフェス、アーティストに直接連絡してお客さん集めてイベントにしてしまう。地域の人に郷土料理を教えてもらう会、ものづくりをみんなで体験する会、一品持ち寄り食事会、大きいイベントから小さなイベントまで、企画してみんなで体験を共有する場を作ることが楽しみ方の一つとしてあると思います。
主催者として色々やっていると、同じような趣味の人が集まってくるのも面白いことだと思います!
近年よく耳にする言葉ですが、豊かさの表し方として、物を所有する時代から自分だけの体験が重宝される時代になったと自分も感じています。様々なことにチャレンジする場として、リスクやハードルの面から考えて、地方はとても可能性があると思います。

さて、今回は移住に関することを改めて自分なりに整理してみて、本来はもっと多くのことを書くつもりでいたのですが、あっという間にそれなりの文量になってしまったため、5つの質問にまとめました。
まだまだ深掘りできることや、触れていない部分もあるので、詳しくは相談しに採銅所駅舎内第二待合室に来ていただくか、電話でも相談は受け付けていますので、ぜひ活用してください!

香春町地域おこし協力隊:福岡県田川郡香春町大字採銅所2595−4 採銅所駅舎内第二待合室
            電話 0947−32ー3115(水曜日・木曜日はお休みです。)

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