知らなかった土地”香春町”で過ごしたあっという間で忘れられない1ヶ月
2017.12.26
こんにちは。1ヶ月間の香春町での移住体験をさせていただいた堀 基晴です。今回は移住体験の1ヶ月の総まとめとしてこの記事を執筆させていただいています。
僕は現在、宮城県仙台市にある東北大学2年生です。3年生として過ごす予定だった1年間を休学し、日本をヒッチハイクをしながら転々としたり、香春町で移住体験をしたりして過ごしています。自由に使える時間が多いので普段はできない経験を積めるように意識して行動する日々です。
今回の香春町での移住体験は、知り合いの方が参加したいと言っていたことがきっかけとなって参加することになりました。まさか自分が九州で移住体験を経験することになるとは半年前は全く想像していませんでした。
今年の9月までは香春町という町のことは何も知らなかったので、1ヶ月も過ごしたことがとてもへ不思議な感じもします。
香春町はどういった地域なのか。移住体験が始まる前に下調べをしてみました。以下のリンクから僕が調べてまとめた香春町についての情報をご覧いただけます。
【今月20日から移住体験!】福岡県香春町ってどんなところ!?
調べてみた時の印象は、「小さくって自然が豊かな町」といった印象。「1ヶ月長く感じてしまうのではないか」と一抹の不安もありました。ですが、知らない土地で知らない人に出会えるのはワクワクとしていました。
そして11月20日から1ヶ月間の移住体験。
日々体験することが刺激的で気がついたら1ヶ月経っていたという感覚を覚えるほど、充実した時間を送ることができました。「1ヶ月長く感じてしまうのではないか」という不安は全く忘れていました。
そんな日々の中で印象に残っていることが「竹林整備」です。
香春町の五徳地域にある竹林の整備の手伝いをさせていただきました。竹林を整備するのはもちろん竹林に入るのも初めて。「整備」と聞くとものすごく荒れているものをイメージしていました。実際現地の竹林は想像以上に整備されていましたが、竹害被害に悩まされている竹林でした。
「竹害」は竹の生育が早いことによって生じる害です。他の植物の生息域を侵食したり、地盤が緩くなって地滑りのリスクが高まるなどの被害が生じています。
竹害という言葉や竹が厄介者にされているという事実は全く知りませんでした。それを知って以降香春町の山々を注意して見てみると多くの竹が生えていることに気がつきました。中には腐ってしまい倒れている竹もあります。手入れが行き届いていないのです。そんな竹害被害を防ぐために竹林整備が行われています。
ただ多くの問題点があります。切り倒した竹の処分方法、整備している人の高齢化。
誰かがやればいいと思ってしまいそうな問題も現地に訪れてみることで当事者意識を持つことができました。知らなかった問題を知り、どうにかしたいとアクションを起こす。
竹害という問題を通して、社会問題との関わり方や現地を見てみることの大切さ、当事者意識を持つことの重要性を学ぶことができました。
香春町では多くの地域の方と触れ合うこともできました。時期的に忘年会などが開催されて飲み会が多く、飲みの席でたくさんの方々と触れあえました。
それ以外にもご近所の方々、町に貼っていただいた僕のチラシをみて訪ねて来てくださった方、パソコンのお悩み解決でお宅を訪問させていただいた方。様々な接点を持つことができました。
また香春町では Twitterを使用したイベントも開催。初めての経験を積むことができ、イベントを通じて新たなつながりを得ることができました。奈良の地域おこし協力隊へのセミナー開催など次へと繋がる機会となったことも嬉しい出来事でした。
実は移住体験を終えた今も香春町に滞在中です。パソコンのお悩み解決に訪れたお宅にお邪魔しています。外から来た人を優しく受け入れてくれる香春町の人々の優しさ。移住体験中も含めて3件のお宅に急に泊めていただきました。ご飯をいただきにお邪魔したお宅もたくさんあります。
フレンドリーに受け入れていただくことができたのは純粋に嬉しかったです。
実際に香春町で1ヶ月間生活を体験してみて、田舎暮らしの良さやリアル、可能性を感じることができました。田舎暮らしの良さや大変さを身をもって知ることができたことはもちろん、田舎で求められていること・ニーズを知ることができたのは財産になったと思っています。
自分がもっているスキルが求められる、人の役に立つことができる。その手応えを感じることができたのは今後の人生において価値のある出来事になったことは間違いないと確信しています。
田舎での暮らしや人々とのふれあいを通して、自分自身のことを省みる機会にもなりました。
縁あって香春町で移住体験をすることができたこと、初めての田舎暮らしが香春町であったことは本当によかったと思っています。
あっという間の1ヶ月間でしたが、楽しく充実したこれ以上ない日々でした。
お世話になったみなさん、ありがとうございました。
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