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3年間を振り返って

2021.12.28

こんにちは!香春町地域おこし協力隊の小野沢です!

今回は、12月で地域おこし協力隊としての任期を満了する小野沢が香春町での3年間を振り返ってみたいと思います。

印象に残っている仕事や香春町での生活、今後の活動についてもお伝えしていきます。

まず、地域おこし協力隊としての仕事の事についてですが、様々なイベントを企画して行ってきたなかで特に印象に残っているものとして、香春町山下町地区の矢野さんを講師に招いておこなったかずら 工芸ワークショップです。植物の蔓を編み込んで作るかずら工芸はとても反響の大きいイベントになりました。イベント終了後も問い合わせやリピートを希望する声が多く、現在ではイベントという形から進化をしまして、月に2回のかずら交流会を開催しており、地域の方や町外から参加する方々の交流の場となりコミュニティが生まれました。
また、その他のイベントとして採銅所駅舎を活用し、映画を上映したりアートの展示会を行ったりと、多くの人が香春町に足を運ぶキッカケを作れたと思っています。
さらに、香春町に面白い人が集まってくる仕掛けとして、マルシェイベントを決行しました。本来は、定期的に行う予定でしたが緊急事態宣言により中止になってしまう事が多く、計画通りには進まなかったことが心残りではあります。

かずら工芸の様子

コロナウイルスの影響で思うように動く事が出来ない時期もありましたが、「外に目を向けるのではなく、もっと地域を知ろう」と町内を改めて歩き回り、地域の人に会い、話を聞いたりしていく中で、地域コミュニティの大切さを学び、新たな香春町の捉え方ができ、コミュニティ冊子ハダシノステージを作る事が出来ました。
コミュニティ冊子ハダシノステージとは、香春町内にある地域コミュニティを取材し冊子形式にすることで、香春町のリアルな情報や魅力を多くの人に届けることを目的としています。 地域コミュニティとは、「地域の人が日常的に集まっている様子」を意味し、日常に溶け込んでいる地域コミュニティを多くの人に知ってもらうことで、 香春町のリアルな姿が見え、観光マップや登山マップといった情報冊子とは違ったアプローチで、香春町の魅力や情報を伝えていきたいと考えています。 “人との繋がり “が大きく見直されている現代社会において、香春町で日常的に行われている地域の人の集まりというのは、貴重且つ魅力であると強く 感じています。 また、地域コミュニティの価値や認識が拡がり、新しいコミュニティが香春町でもっと増えることで、様々な好循環が生まれると考えています。

ハダシノステージ 第1号

次に、生活面について。3年間過ごした香春町の生活は、とても楽しく神奈川県から移住して来た自分にとって大変勉強になることばかりでした!香春町の方は皆さん優しくとても気にかけて頂いて、右も左もわからなかった自分に香春町のことをイチから教えてくださり、とても楽しんで生活が出来ました。
香春町の様々な地域で優しく受け入れてくださり、それぞれの地域での繋がりを感じる事が出来たのは、本当に良かったと思います。
また、暮らしの中での手仕事や山や畑、自然を楽しみながら生活していくという事を体験しながら(遊びながら)学び、もし香春町に移住していなかったらきっと一生知らないことばかりでした。皆さんとの乾杯の数だけ学びがありました!!

今後についてですが、この後も香春町を出ることは無く、香春町に変わらず住み続けます!今後も、地域おこし協力隊としての立場ではありませんが、地域コーディネーターとして採銅所駅舎内第二待合室にて移住支援業務や地域内での取り組みを行っていき、これまでの協力隊業務を包括した法人設立に向けて動いていきます。

改めまして、関わっていただいた方のお陰で3年間香春町での生活を楽しく過ごす事ができました!ありがとうございました!そして、これからもよろしくお願いいたします!

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