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香春町暮らしはじめ〜移住生活は家庭菜園から

2021.06.27

こんにちは、4月末から新しく協力隊に加わった市岡(いちおか)です。

毎日あちこち忙しく回っているうちに、あっという間に二ヶ月近くたってしまいました!

生活に慣れることと、お仕事(協力隊)に慣れること、地方に移住したからこそやりたいこともいろいろあって、移住生活の始まりはやることが沢山です。

ここで、自己紹介も兼ねて、香春町生活の始まりの様子を紹介していきますね!

 

1、家庭菜園をしてみる

2、手仕事をしてみる

3、ちょっとマイナーなところに行ってみる

 

1、家庭菜園をしてみる

 

さてさて改めまして私、市岡は香春町に来るまで、関西でヨガとヨガまわり(キールタンや曼荼羅アート)の活動をしていました。

そこで人と人のつながり、人と自然のつながりを考えられるパーマカルチャー(人と自然をいかしあうデザイン)に興味があって学んでいたんですが、いざパーマカルチャーガーデンをしよう!となったとき、関西では近くに借りられる市民農園がなく。

里山に住むなら、是非畑を!と畑のできるスペースのある空き家を紹介していただきました。

 

このカワラカケルでも何度か紹介されてますが、香春町はこういうチャレンジが本当にしやすいです。

 

まちでは、土地代とか、通うのにかかる時間とか、何かとハードルの高い畑ですが、

ここでは比較的身近にいい感じの畑や空地があって、

「(ある程度)ちゃんと畑をする人だ」と思われたら、とても畑が借りやすいです。

 

しかも畑に立っていると声をかけられやすいので、いろいろなことを教えていただいたり、

種や苗やお裾分けをいただいたりと、ご近所さんとの交流も深まりながら、小さな家庭菜園はみるみる豊かになりました。

 

 

 

2、手仕事をしてみる

 

畑だけでなく、身近に果樹があると、実を取ったり、漬けたり、干したりする手仕事の楽しみがあります。

・・・しなくてもいいんですが。いたずらを仕込むみたいで楽しいのです。

 

いろいろな方にリサーチしたところ、梅シロップが一番人気で、梅酒、シソジュースと続く中、

「したことはあるけど、もういい」と不人気だったのがドクダミ系。

 

なんでも効果が薄かったり、手間のわりに実感が持てなかったり、となるほどです。

作ってみて、わざわざ作るほどでもない、となるのか、あちこちにワサワサ生えているので作っておくか、

となるか、まずは比較検討できる位には作ってみたいと、色々試してみました。

 

いただいた梅で、梅酒と梅シロップ。

草刈りで取れたドクダミから、チンキと化粧水、お茶。

ついでに、畑の作物用虫除けスプレー(酢+ニンニク+唐辛子の希釈水)に、

屋内用ムカデ除けスプレー(ハッカ+無水エタノールの希釈水)。

 

なんとなく、みんなで集まってお話ししながら作ったら楽しいだろうな、というイメージを持ってましたが、慣れてる方々にとっては日常の一コマ。

あえて集まったりしなくても、家事の合間にさっと作ってしまわれる。私も少量ずつだったこともあって、空き時間に一気にやれてしまいました。

 

♪炊飯器で作る梅シロップ♪

梅・・・1kg

砂糖・・・700g(氷砂糖でなく砂糖)

炊飯器に入れて、一晩保温でおいておくだけ。

梅を取り出して完成!

(かずら教室・矢野さんより)

 

 

3、ちょっとマイナーなところにも行ってみる

 

さてさてご近所ばかりでなく、町のあちこちを散策してみるのもいいものです。

私のミッションは、「移住交流の場づくり」。香春町に興味を持って来ていただいたり、移住してこられた方が、地域に馴染みやすいように、香春町のどこにどんなコミュニティがあって、どんな活動をしているかなど発掘中、ということもあって、町のあちこちを訪れています。

 

それで感じたことですが、香春町歩きのオススメは、

ズバリ、「ちょっとわかりづらいポイントを訪ねてみること」です。

 

駅前看板に書いてある、「神間歩」などもいいですし、ご自分の興味に合わせて「巨木(ホルトノキ)」とかでもいいです。

(私は、誰も知らない隠れ家的ケーキ屋さんを発掘!と思ったら、ばっちり「いただきマップ」に載っていた、ということがありました)

 

すこ~し迷ってみることで、素敵な景色を独り占めでき、何より、

町の人から道を聞きつつ、思わぬお話が聞けることがあるからです。

 

香春町の魅力は、おおらかな「人」。もしかしたら、意気投合してしまうかもしれませんし、目的地まで案内していただけるかもしれません。意外と、面白いことをされている人が隠れていたりします。

 

♪ぷち情報♪

香春町では、つる編み・味噌作り・竹馬づくりなど得意技を持ったお年寄りが、小学校で子供達に昔の遊びや手仕事を教えたりもしていたそうです。

また、自然農や有機農法、パーマカルチャーなど、一般的にはマイナーな農法をされている方も点在しています。

こういった方々に出会って、つながっていくのも醍醐味ですね。

 

 

移住して約2ヶ月、家庭菜園も順調に進み、「あんたとこの畑、おかしなことしよると思ったら、テレビで見たわ、パーマなんとかね」と認識していただけるようになって来ました。

もう一つ広い畑を借りられたので、念願のハーブガーデンに向けて、次のステップに進めそうです。

・・・と思っていたら、また別の畑も使わないかとお話をいただきました。(管理が大変なので、手が回らない畑は「畑をする人」に自然に集まってくる、来てみて初めてわかったあるあるです)

畑がどんどん増えていく。。。やっと香春町に馴染めてきた気がします。

 

市岡(いちおか)

 

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