CASE
協力隊卒業〜香春町でのこれから〜
本日令和4年4月15日をもちまして、香春町地域おこし協力隊を卒業します。
あっという間の3年間でしたが、見ず知らずの土地にやってきたとは思えないほどw
たくさんの出会いとご縁と、
そしてチャレンジするチャンスをいただいた充実の3年間でした。
思い返す度にじわじわ嬉しさありがたさ込み上げてきます。
この場を借りて、出会ってくれた皆様、たくさんのサポートご教授ありがとうございました!
私のプロジェクトであった『半農半X』は、
農を暮らしの一部に置きながら、自分の好きなことで生業Xを創るというライフスタイルです。
香春町での3年間は、香春に移住したらできる暮らしの一つの可能性、モデルとして、
私自身の農的暮らしと田舎で生業を創るまでを発信しました。
途中コロナウィルスが猛威を振るったりで、特に生業創りの面では思い悩むこともありましたが、
結果として自分にとって持続可能な方向(継続できそうな方向)へ転換していけたと感じています。
3年間を経てここ最近、
『香春町って半農半Xが盛んな町なんでしょ』
と聞かれることが増えてきました。
そして私の農スタイル、
『無肥料、無農薬、不耕起栽培、虫や草を敵としない』ことを理念とした一般的にはマイナーな『自然農』も、
香春町って自然農やっている方がいるんですね?と他地域から興味を持ってくださる方も出てきました。
少しずつの歩みが、時たま形となって現れてきて、繋がりが繋がりを産むスピードが速くなってきました。
そんなタイミングでの卒業が名残り推しくもあるのですが、
今後も香春町に定住し、
柿下地区の保存食づくりが存分に楽しめる大きなお家をベースに、
個人事業主となってw
半農半Xな暮らしを深めて行きます。
東北の震災を機に移住を検討しながら色々な地を訪れた中で、
その地域の暦/季節が身体に馴染んできたときに、
ああ暮らしている。という感覚になります。
私にとっての香春町暮らしはまさに今そんな時。
やっと始まったような、これから益々奥にある豊さを覗いてゆくような、
そんなワクワクした心持ちでいます。
ライフワーク?地域活動?暮らしごと
協力隊の任期中に始めたイベントごとや催しごとが、退任後も継続してゆく暮らしの一部となりました。
・自然農の畑
住まいのある柿下地区で1反ほどの畑で自然農を行っています。耕さないことによって、土の変化、生き物の暮らしを人間目線ではないもう一つの時間で観察できます。
種の収穫までをワンサイクルとして、種を繋ぐことも目指しています
・nature’s power 香春 真菰だけの栽培(田んぼ)
香春町のビュースポットの一つである呉ダム渓流公園で、地域の仲間と自然農で、
真菰だけの栽培をしています
医食同源、身近な野草薬草を学ぶことをコンセプトに香春町の山を中心に、月一登山をしています。どなたでもご参加いただけます。
前協力隊村上夕子さんとの共同企画。ゴミゼロ、リユース、アップサイクル、そんなキーワードでゴミとなる梱包資材について一旦立ち止まって考えてみる場づくりとして企画しました。食糧難がやってくるとも言われる昨今で、信頼できる生産者さんと直接つながれる場、まあるいコミュニティ作りも目指しています
どれもこれも、
一人でやっているものではなく、
興味ある!と手をあげて(賛同して)くれた方がいてその輪が広がっています。香春町にお越しの際は、これらの活動をチェックして、香春と近隣の愉快な仲間たちに気軽に会いに来てくださいね。
卒業後は
料理を主軸として、屋号 yukuta で、移動販売のカレー屋さん、料理教室やイベントでの食事提供、手仕事WSやマルシェ企画、お弁当とお菓子の販売を行っていく予定です。
(instagramにて簡単なvegan1品小鉢料理のレシピをあげています⇨菜々小鉢)
私自身がVeganであることもあり、料理には一切動物性食品を使いません。
できる限りオーガニックの食材と地元の旬の野菜を使用して、アレルギーのある方やお子様にも安心して召し上がっていただけるご飯です。
里山の輝く旬をこぼさずお届けできるよう、私自身も今一層自然を観察する力を養っていきたいと思いますので、今後もどうぞ応援よろしくお願いします。
出店やイベントのスケジュールはinstagramにて行っています。
畑や発酵食品作り、田舎の手仕事、自給自足、地域おこし協力隊・・・
そんなキーワードに関心がある方は、是非会いに来てください!