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移住をスムーズにする。

KAKERUトライアルから移住へ

人と人との繋がりを築くことが
移住をスムーズにする。

——移住を本格的に進めるまでの流れはどうでしたか?

実は、トライアルステイの経験を経て香春町への移住を真剣に考えはじめた矢先に、まずは仕事が先に決まったんです。

SNS を通じて、近所の田川で始まろうとしていた廃校を使ったシェアスペース「いいかねPalette」で人を募集していることを知りました。早速、代表に連絡を取ったところ、トントン拍子に仕事が決まったんです。

もともと、長くアパレルで働いていましたが、子育てを経て、人の役に立てるような、繋がりができるような、自分の身になる仕事をしたいと思っていたタイミング。なので、ちょうどよい仕事に巡りあえましたね。

 

 

——住む場所は、どのように選んだのですか?

仕事が決まった後に、急いで空き家バンクを担当する協力隊のメンバーに連絡をとって、名古屋から家探しをはじめました。希望は、平屋の一軒家。一人で2階建ての家を掃除する余力はないだろうと思って、そんな要望をだしました(笑)。

空き家は多い地方でも、なかなか貸し手がないのが現状と聞いていました。ただ、自分の流れのなかで、いろんなことが上手くいっていたので、必ずいい家がみつかると確信していましたね。案の定、いい家がすぐにみつかって…。

実はトライアルステイで来た時にお世話になったレストランのオーナーが、大家さんにおススメしてくれたのがきっかけ。子どもたちを含め私を知っていてくれたというのが強かったですね。

貸し出す方も、全く知らない人に貸すよりも、少しでも知っている方が安心できますよね。トライアルステイなどを通して、そうした地域との関係を築けたのも良かったと感じています。

 

——すぐに住み始めることができたんですか?

もともと10年ぐらい人が住んでいなかった家。やはり、それなりにホコリやカビがすごかったです。なので、2ヶ月ぐらいは仮住まいをして、住める状態までに整えました。

すでに、仕事が始まっていたので、家の整備はいろんな人の手を借りました。例えば、壁の漆喰塗りは、協力隊のイベントと連動してもらってやったり…。DIYなどわからないことは、いろんな人に聞きながら、全部完成させるのではなくぼちぼち進めました。

 

 

——子育て環境としては、どうですか?

上の子どもは採銅所の小学校に通っています。全校生徒70名の学校ですが、施設も整っているし、道具なども行き渡っている。何より先生たちが楽しそうに、教えていて、働いているのがいいですよね。

下の子どもは、保育園に通っていますが、実は、仕事の関係でお迎えはお隣の大家さんがやってくれているんですよ。私が忙しくしているのを知って、大家さんの方から「お迎え行ってあげようか」と声をかけてくださったんです。おんぶに抱っこで、甘えさせてもらっています。

 

 

——田舎暮らしをして変わったことはありますか?

今どき、ネットさえつながればなんでも買い物できるし、不便を感じることはありません。ただ、都会に比べて情報量は圧倒的に少ない。自分で情報をとりにいかないと、難しいところはあるでしょうね。

しかし、実感として案外マニアックな情報ツウは、都会よりも田舎にいたりする。そういう人が集まれる場所をつくりだしたら、文化も生まれてくるのではと思っています。

 

——仕事と暮らしの両立は、どのようにやっていますか?

「いいかねPalette」を運営しているBOOKでは、オペレーションマネージャーを担当しています。お客さまにとっても、スタッフにとっても、どう動かせば施設が効率よくまわるかを考えています。

とはいえ、それほど人数のいる施設ではないので、ときには裏山の開拓をやったり、受付業務をやったり、バーガー店舗の手伝いをやったりと、いろんな仕事をこなしています。子どもがアレルギーがあったこともあり、調理師の免許やマクロビの資格もとっています。そうした経験も、今後、いかしていきたいと思っています。

フルタイムで働いているので、自分のやりたい自給自足のようなことには、なかなか時間を割けていないのが現実。でも、大家さんがお米農家なので、田植えを体験させてもらったり、協力隊のメンバーの畑を手伝ったりして、誰かのフィールドを借りながら楽しんでいます。

 

——移住を検討している人たちへのアドバイスをお願いします。

私の場合は、移住する前に仕事が決まった珍しいパターンだと思います。でも、私自身は、移住というよりも、単純に引っ越ししてきたぐらいの感覚で考えています。もともと海外での生活経験もあるので、点々とすることに何の支障も感じていないし、自分がよりよいと思うところで暮らすのは、普通なこと。

そもそも、移住を考える時、がっちりあれこれ考えるよりも、もっと気軽にお試し的にやってみたらいいと思うんです。駄目だったらやめればいい。そういう意味でも、香春町でやっている1週間や1ヶ月のトライアルステイはとてもいい機会ですよね。もしも、結果的に移住まで至らなくても、また遊びに行きたくなる場所ができるのはいいこと。受け入れ側も、それぐらいの感じがいいでしょうね。

 

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