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「里山ってこういうことか!」自然を近くに暮らしたい橋本さんが体感した“人と山の濃い関係”

理想と現実の田舎暮らしを体感したい

『香春町ぐらしトライアルウィーク』2組目の参加者は福岡市内在住の女性(橋本さん)。メーカーに勤務する橋本さんは、休暇をとって7日間の参加でした。うち1日は通勤もしてみたという、田舎暮らし体験の感想を聞きました。

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−『香春町ぐらしトライアルウィーク』に参加した理由と、来てみての印象を教えていただけますか?

「都会生活に疲れていて、もっと自然を近くに感じられるところで生活できたらいいなと思ったからです。もともと関西の都会育ちなので、田舎はないのですが憧れがあって。だから田舎暮らしというのが実際はどんなものか、現実を見て考えてみようと思って参加しました。

それで今回の香春町暮らしを少しやってみて、どうしようもなく我慢できない不便さは無さそうだなと感じました。都会的な便利さは無いですが、なんとかやっていけるかもって。

田舎だと移動面で不便さはありますね、買い物とか。でも逆に都会ではいつでも必要な時に物が買えるから、先々のことを見通して計画する力が無くなっていく気がします。それに田舎だと買わずにつくることも多いですよね。

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たとえば滞在中にゆずごしょう作りを教えてもらったんです。実際にやってみると“こんなのでよかったんだ!”と思って。もっと大がかりなことをしないといけないのかと思っていたら、ハンドブレンダーで細かくしてあっというまにできたんです。

ゆずも家の近くで育てたものだったりして。ほかにもいろいろ山のものを採って食べたり暮らしに利用しているんですよね。香春町に来る前は、里山ってほんとに山だと思っていたんですよ。というのも山って人が住む場所じゃないと思っていたので、里山と言っても人は平地に住んでいるんだろうなって。でもここは人が山の斜面に住んでいて、竹林を整備してタケノコを収穫したり竹で道具を作ったり、暮らしと山が一緒なんですね。それで“里山ってそういうことなのか!”と思いました。

農体験もしてみて、自分で食べ物を育てる暮らしは私にもできるかもしれないと思いました」

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−香春町の人と会ってみて、どんな印象でしたか?

「香春町は人が温かいと思います。地域おこし協力隊の村井さんが関係を作ってくれていたからだと思うんですけど、私みたいにポンとやって来た人にも話をしてくれたりして。夕飯を作ってもらって、ご馳走になったこともありました。また香春町に来ても受け入れてもらえそうだな、と感じます。

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※交流会の一場面

移住するとなると、そこにいる人たちがどんな人か、やっぱり気になります。それに自治体がその気になっているかどうかも。先に移住した人たちが勝手に“おいでよ”と言っているだけじゃなくて、町全体として“来てほしい”のか。田舎には今まで住んできた人たちがいるわけだから、その人たちと移住者がうまく共生してないようなところに行くのは不安に感じます。でも香春町は、町のウェルカム感を感じることができました。

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滞在中に休みがとれなくて1日だけ通勤したんですけど、実際に往復してみると、むしろこっちに引っ越してきても今の会社に通えるんじゃないかとも考えるようになって。電車でも1時間半くらいなんです」

−(香春町役場:坪根さん)天神に飲みにも行けますよ。21時過ぎくらいの終電に乗れば採銅所駅まで2時間かかりません。

「そうなんですね!これからの仕事づくりや仕事探しについては、いろんな可能性を感じるようにはなりました。とりあえずちょこちょこと通いながら考えてみたいと思います。福岡からも通えますしね」

−橋本さんが滞在中に出会った香春町の魅力の中で、おすすめを挙げるならどんなものですか?

「村井さんに案内してもらった『薬師の頭』という登山スポットです。すごく見晴らしがいいんですよ。本当に交通の要所なんだなというのを目で見て実感しました。コンパスのアプリを見ながら“こうなっているんだ!”というのがすごくわかって。地形とかって、都会だとわからないじゃないですか。山の上から地形を見ると、“昔の人はこの山の間を通って来たんだろうな。川もあるからここに町ができて、なるほどね!”と感じたんです。地形好きで『ブラタモリ』とかも大好きなんですよ(笑)歴史も掘り出したら面白いことがどんどん出てくるんだろうなということもわかりました。

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そして干し柿が美味しかったですね。おばあちゃんの食べ物みたいなイメージがあって普段食べないんですけど、干し期間が短い『あま干し柿』は意外にも本当に美味しくて。あの生の食感を活かして、洋菓子とかにしたてて“実はこれ干し柿なんだよ”とすれば若い人たちにウケそうです」

体験してみて初めてわかる田舎暮らしの現実。香春町での暮らしに可能性を感じた橋本さんはこれからちょくちょく通い模索をしてみるとのこと。一歩でも自分が理想とする暮らしに近づいているようで運営する私たちも嬉しかったです。

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